積立投資をはじめよう!!

ストレス時代、インフレ時代を乗り越えるたったひとつの方法

積み立て投資を始めよう(天引きを始めよう)

 今回は積立投資を始めるための、証券会社の選び方と天引きの仕方についてお話しします。
 投資商品は何がいいのかなど、色々考えるところはありますが、ひとまず証券会社に口座をつくり天引きを始めてしまいましょう。
 銀行からの引き落としで証券会社の口座にひとまず入金されますが、投資先はその後でも設定できるようになっている証券会社が多いです。
 とにかく引き落としを始めることが先決です。投資先など詳細はこれから別に説明していきますので、まずは証券会社を選んでいきましょう。


1 証券会社に口座を開設しよう

 私が考える証券会社を選ぶ時の基準は2つです。

 まずひとつ目は、自分の収入が入金されている銀行口座からの引き落としが出来るかどうかです。
 しかし現在は、どの証券会社も横並びで、ほとんどの金融機関が使えるようになっています。念のため、自分の収入が振り込まれる金融機関が使えるかどうか確認しておきましょう。

 2つ目は、投資先である取扱商品(投資信託)が多くあるかです。投資先についてはまた詳しくお話しますが、手数料の安いインデックスファンドをお勧めします。
 手数料の安いインデックスファンドをたくさん取り扱っているのは、ネット証券会社です。

 皆さんは、いろいろと相談に対応してもらえる証券会社が良いと考えられるかもしれません。
 相談すると不安も解消出来て良いように思います。
 しかし、証券会社で相談すると会社の都合の良い商品の案内ばかりになります。
 会社に都合の良い商品とは手数料が高い商品のことです。
 手数料が高い商品を購入すれば資産は増えません。証券会社が得をするだけです。だから懇切丁寧に担当者が時間を使ってくれるのです。
 このように、証券会社は本当に自分に合った商品を提案してくれる訳ではないのです。 
 もし相談するなら、証券会社など金融機関以外の独立したFP(ファイナンシャルプランナー)が中立的でよいアドバイスが受けられます。

 また、手続きの方法が分からない。自分ですべて手続きするのは難しいから、誰かに相談したいと思われるかもしれません。
 しかし積立投資では最初の設定がほとんどです、後は基本的にほったらかしです。
 最初の設定についてもネット証券会社は、画像、動画付きで操作方法が詳しく説明してあります。それを見る事で、十分手続きできるでしょう。

 これらを総合すると、私は積立投資にはネット証券会社が一番良いと考えます。

2 おすすめの証券会社は?

 私がおすすめする証券会社は、ネット証券会社の3つ、SBI証券楽天証券auカブコム証券です。
 この3行はインデックスファンドの取扱本数が多く、口座開設の手間が少なく、その他サービスも充実している証券会社です。

 ネット証券会社はセキュリティが心配と思われるかもしれません。
 ネット証券会社は最新のセキュリティ技術を使っています。ネット証券会社にとって、セキュリティは命です。その面で、あまり心配する事はないでしょう。

 それより大事なのはパスワードの管理です。証券会社のセキュリティがしっかりしていても、パスワードの管理がしっかりしていないと意味がありません。
 パスワードをしっかり管理する事で、セキュリティは万全になります。

 パスワードの管理については別に詳しく説明したいと思います。

3 口座の開設方法

 証券会社を決めたら、次に口座を開設してみましょう。
 必要なものは本人確認資料のみです。
 本人確認資料をスマホで撮影し、送信することで口座開設を早くすることも出来ます。もちろん郵送での手続きも可能です。
 本人確認資料を証券会社で確認し、書類が送付されれば手続き完了です。

 次に口座からの天引きを設定しましょう。

4 口座からの天引きを設定しよう

 開設した証券会社の口座に、銀行口座を設定する事で、天引きが可能になります。
 どのくらいの金額を天引きするのがいいのでしょうか?

 手取り収入の1割は天引きしたいです。手取り20万円なら2万円。

 天引き後、「ちょっと生活が厳しいかな?」と思うくらいが丁度いいです。

 普段通りの生活を送る中で、少し不自由さを感じるくらいが成功です。
 全く生活が成り立たなくて、天引きしたお金を下ろしてしまうのは論外なので、少しずつ調整をして、自分にちょうど良い金額を設定してください。

 ちなみに、天引きする金額はいつでも変更可能です。

5 おわりに

 今回は証券会社を開設して、収入からの天引きを設定するまでを説明しました。

 前回説明したように、積立投資のメリットは収入から一定金額を天引きして支出をコントロール出来ることです。

 もちろん天引き始めるだけで支出がコントロールできる訳ではありません。
 でも、まずは第一歩を踏み出した訳です。

 是非自分を褒めてあげてください。そのくらい第一歩が重要なのです。

 ここから、自分の味方である資産を増やしていくための方法をひとつひとつ説明していきます。是非引き続きご覧下さい。